JUNK tumblelog

    2 Oct 2009

    .ゾマホンさん連載コラム「人生甘くないよ」

    第3回「日本のマスコミについて思う」
    ゾマホン

    日本は秋になりましたね。たいぶ涼しくなりました。
    さて、今回は「日本のマスコミについて」お話します。

    思い返せば、私はアジアに来て、23年目になりました。中国には7年、日本は
    16年目です。私が来日した当初、テレビや新聞で読むアフリカ大陸の情報には
    本当に腹がたちました。なぜかというと、前回のメルマガでもお話ししました
    が、アフリカに関する情報の80パーセントが間違った情報だからです。今回は
    その点をお話します。

    なぜ、“間違った情報”と私が言うか・・・それは日本のマスコミが欧米から
    届くアフリカの情報をそのまま流しているからです。ようは日本の視点でアフ
    リカを見ているのではなく、欧米の視点でアフリカをみて、そのまま日本国民
    に伝えているからです。

    結局、これまでに日本で出来上がったアフリカのイメージといえば、アフリカ
    は紛争や病気で危険だということと、キリンや象など動物がいるということだ
    けです。

    【アフリカは危険?】
    問題なのは、安全性は国によって違うということです。アジアだって安全では
    ありません。ポル・ポト政権だったカンボジア。他には例えばミャンマー、パ
    キスタン、インドの一部で今も暴動や紛争はあるでしょう?日本やシンガポー
    ル、韓国等ではありませんが、はたしてそれで、アジアは安全と言えるでしょ
    うか。みなさま。

    結局、「アジア大陸=安全」とは言えないし、同時に「アフリカ大陸=不安全」
    とも言えません。アフリカ大陸はすべての国が危険ではございません。例えば
    日本人はアンゴラとかコンゴ、ルワンダ、ソマリアという国名はよく知ってい
    ます。でもベナン共和国やサントメ・プリシンペ民主共和国はあまり知りません。
    マスコミでもあまり聞かない国だからです。言い換えると、戦争が起きている
    国はよく知っていて、平和な国は知らないだけです。危険な国のことしか情報
    が入ってこないのです。

    【原因を伝えないマスコミ】
    なぜアンゴラやコンゴ、モザンビーク、ルワンダでは紛争がおこるのでしょう
    か。しかしその紛争の原因をマスコミは伝えていません。

    世界の大陸の中で一番地下資源が豊かな大陸はアフリカ大陸です。石油、ダイ
    ヤモンド、なんでもあります。例えば、“コルタン”という鉱石がないと携帯
    電話も作れません。それもアフリカ大陸で採れます。

    問題なのは、そういう資源は欧米諸国の企業がうまく盗みます。地下資源のた
    めには紛争を仕掛けることもします。アンゴラでは欧米諸国が20年間ゲリラを
    育てていました。欧米諸国はアンゴラまで毎日飛行機をおよそ60便も飛ばして
    いました。そのアンゴラ行きの飛行機には大量に武器を積み、それを現地で下
    ろし、その代わりに帰国する飛行機には地下資源等を持ち込んでいきました。
    そういう中から紛争が始まったのです。

    アンゴラに限らず、コンゴ民主共和国では石油は採れますが、その石油はフラ
    ンス系石油会社が利益を得ています。紛争の原因は欧米諸国の企業と政府の一
    部が、現地の一部を操って、わざと起こします。そして紛争中に資源を盗む機
    会を探ります。これが紛争の原因です。そこに正義はありません。

    話は少し外れますが、エイズの問題もそうです。もともとエイズは先進国の医
    師たちがサルの血を人間に輸血しようとしたことから始まった病気です。その
    事実も伝わらず、「アフリカ=エイズ」というイメージが広まっています。

    【日本のマスコミ】
    私は、その原因を伝えない日本のマスコミは犯罪だと思うわけです。日本のマ
    スコミは、他国のマスコミと比べて、経済的にも困っていないし、カメラや通
    信など技術的な面も素晴らしいです。世界メディアから見ても、日本のマスコ
    ミは力があると思います。だからそういうマスコミはしっかり現地調査をして
    欲しいと思います。それをしていない日本マスコミは最低とゾマホンは思います。

    また私は日本のマスコミは日本国民を“馬鹿にしている”と感じてきました。
    私は北朝鮮にも行ったこともありますが、その立場から言うと日本国民は北朝
    鮮の国民と変わらないと思います。“日本政府とマスコミの一部に洗脳されて
    いる”そう思います。

    最後に、日本の皆さまに言いたいのは、自分たちもマスコミに騙されないよう、
    “本当に知りたいものは、自分の目で見て確かめる”そのことを忘れないで欲
    しいです。

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